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フリーランスの作り方

フリーランスの作り方。フリーランスになるには?

さて、ではどのタイミングでどの仕事をメインに置くのか?普通どれか一つに決めるべきだろうし、今までやってきたどの仕事でも食べていく自信はあった。しかし、正直言えばどの仕事にもその魅力があり、やりたくて始めたものばかり。それを全部やめて一つにすると言うのは自分らしくない。

そんなことを考えていた時、またもや転換期がやってくる。

当時、パソコン通信で知り合った熊本日日新聞の村田次長(今は役職ちがうけどね)から、連絡が入った。

「あ、浅川くん久しぶり、今度さぁ、熊日のホームページリニューアルして kumanichi.comという形にするんだけど、プレゼン出してみない?」
「えっ?まじですか?だって、ちゃんとした代理店とか噛んでるでしょ?」
「うん、そうなんだけどね。まかり間違って通るってこともあるかもね」
「また、また、単なる数合わせでしょ?」
「いや、いや」

まあ、いいだろう。どうせ数合わせだったら遊んでやれ。という感じで、企画書を作った。すでに中身は忘れたが、結構アグレッシブな内容だったと思う。対する周りの代理店は電通さんとか地元大手の代理店、当然完成度の高い内容だ。

しかし、こっちは単なる遊びのウェブ制作者、はなから勝ち目などないので、逆に気にもならない。プレゼンを終えて自宅に戻る車の中で、またもや「あー、面白かった」と一人笑った。

数日後電話があった。

あ、浅川くん。プレゼン通ったよ
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっつ!」
「プレゼン通ったから、打合せに来て!」
「ちょ、ちょ、ちょ、待ってくださいよ。僕、写真屋ですよ!」
「知ってるよ。でも、通っちゃったんだよね」
「通っちゃったんだよねって・・・・」

熊本県外の人には実感がないと思うが、熊本の三大企業が、この熊日、鶴屋、肥後銀行と言われていて、それぞれ、規模も大きい。通常地方新聞は購読数から言ってもこじんまりとして居るのが普通だが、熊本の場合は特殊で、熊日が7割それ以外を全国紙が占めている。

そういった企業のウェブサイトである。当然基幹システムとの連動も含め、高度なシステムも要求される。さて、どうしたものか?

そこで思いついた。

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