WE LOVE   Click to listen highlighted text! WE LOVE Powered By GSpeech
フリーランスの作り方

フリーランスの作り方。フリーランスになるには?

最初は基本的に料金は頂かない。「困っていれば助ける」というのが基本だ。そこから始めて、自然と料金が生まれる。

これは、それが本業ではないために可能なやり方だ。

ある程度信頼関係が出来れば、正規の料金も請求可能になっていく。熊本という土地柄で、形の無いものにお金を払う事に抵抗があるのは重々承知しているから、このやり方を執った。焦りは禁物。

一度信頼を得ると、そこから口コミで仕事が広がっていく。

「今度、○○先生のところにも行ってくれよ。あそこも詳しい奴が居なくて困ってるらしいんだ」

メンテナンスの場合、あまり数を増やすと対応が不可能になる。ここは、きっかけだけ作って、後は状況にあわせて仕事を組み立てることにする。あくまでも基本は写真屋なのだ。

そうやって幾つかのクライアントがつき、メンテナンス業も軌道に乗り始めたときまた、あるアイディアが浮かんだ。

そのアイディアとはデーター修復だ。印刷会社のメンテナンスでよく頼まれることがある。

「このMO(昔存在していた記録メディア)読めなくなったんだけど何とかならないかな?」
「何とかしてみましょう。」

てな具合で色々試していたら、通常のソフトでは不可能だった消えたデーターの復旧が出来るようになった。

そこで、ためしにウェブ上にホームページを作ってみた。

「あなたのパソコンの消失したデータを復旧します」

たった、数ページのウェブに過ぎなかったが徐々に全国からデータ修復の仕事が来るようになった。正直これは儲かった。基本的にサービスだから元手が殆ど不要。例えば1台のHDを修復すると数十万の料金になった。

実は当時のデータ修復というのは下手すると、数百万というのが相場でありそれを論理障害に限定することで10分の1位の値段にしたのだ。物理障害の様な場合は、専門の装置と技術がなければ無理。だから、自分の技術で出来る範囲の修理を、成功報酬という形でやっていた。つまり、成功しない場合は無料。このやり方は当時どこもやっていない。それどころか見積にさえお金がかかるのが当たり前だった。

これを本格的に事業化すれば大儲けできることは目に見えていた。しかし、ある時期から、リカバリー業務からは足を洗った。

今でも頼まれればやるのだが、基本的に知り合い以外のリカバリーはやらない。それはなぜかというと?

Click to listen highlighted text! Powered By GSpeech