ガドガドとTUTIKUROそしてNO-ZENがそこに居た。
TUTIKUROはガドガドを拘束する力を緩めた。ガドガドはアボガドから送られた拳銃を取り出しNO-ZENを狙った。ガドガドの銃口が火を噴く。NO-ZENは床に倒れた。
「ガドガド貴様・・・」
NO-ZENは息絶えた。アボガドが言った。
「ガドガド、やっと自分の意志で動いたのね。」
「アボガド、私は・・・」
このときCOIの有機コンピューターはウィルスによって徐々に侵食されつつあった。それは論理的演算回路を含め、NNSのデーターを少しずつ削除してった。数ペタバイトある記憶因子はすべて0のデーターに置き換えられフォーマットされていく。
ガドガドは言った。
「TUTIKUROありがとう。もう終わったわ。わたしすこし疲れたみたい。」
ガドガドはその場に崩れ落ちた。
「ガドガド、大丈夫か!」
TUTIKUROは彼女を抱き寄せた。アボガドも駆け寄ってくる。
「ガドガド!よくやったわ。あなたは皆を救ったのよ。」
「みんなを救ったんじゃない、あさちゃん先生とユミツエワンを元に戻しただけ。これから私のバイオチップをリプログラミングして、私の存在を完全に抹消するわ。」
TUTIKUROが言った。
「ガドガド、そこまでする必要はない。ユミツエワンの中ででも君は生きられるって言っただろう!」