窓の向こうの恋
凍てつく朝の 白い吐息
窓に 描いた 雫の丸と
けしかけた時に 目が合った気がして
慌てて視線を そらした午前中
向かいの窓には いつも誰かが
私と同じ 画面を見ている
マウスを動かす 指先だけが
物語るの 同じ日常
窓越しの恋は 透明な手紙
ノートに書いた "おはよう"の文字
二人で溶かす 距離という氷
降り積もる雪と 優しい気持ち
コンビニの中 偶然出会えた日
言葉にできない 胸の高鳴り
二人の息が白く 混ざり合うように
無言で交わす 挨拶と笑顔
窓の向こうで 見つめていた人は
こんなに近くで 微笑んでいる
キーボード打つ音 聞こえた気がして
響いてくるの 心の鼓動
窓越しの恋は 透明な手紙
ノートに書いた "一緒に帰ろ"の文字
二人で溶かす 距離という氷
降り積もる雪と 優しい気持ち
窓越しの恋は 透明な手紙
今日も書き込む "大好き"の文字
二人を包んだ 冬の 物語
降り続く雪と 暖かな未来