WE LOVE   Click to listen highlighted text! WE LOVE Powered By GSpeech

11月29日 11:00 TUTIKUROを含む数人が司令室に現れた。

TUTIKUROを含む数人が司令室に現れた。

「ガドガド、お前は逆らうつもりだな!そいつを捕まえろ!」

No-ZENは部下に命じてガドガドを拘束させた。TUTIKUROがガドガドを後ろから羽交い締めにしている。TUTIKUROはガドガドの首元で、NO-ZENには聞こえないよう小声で告げた。「さっきのチップCOIにセットしました。すでにシステムへの侵入が始まっていまが、ガドガドさんなにか武器は持ってるんですか?」ガドガドは小さくうなずいた。「じゃあ、僕が力を緩めますからスキをみて逃げてください。」

ガドガドはNO-ZENに言った。

「やっぱりそうだったのね。あなたは私を騙していた。」
「騙す?騙してなんかいない。ガドガドよく聞け、お前は元々存在していないのだ。その無価値なお前の仮想人格に記憶を与えてやったにすぎない。ガドガド、お前の創造主はわたしなのだ。」
「違う!私の創造主はあなたではない!私は私。」
「お前はわかっていない。誰も自分だけで存在することなど出来ないのだ。そこには作るものと作られたものの絶対的優劣が存在している。そしてガドガド、お前が私に逆らうのであれば、すぐにでもお前を消すことが出来るのだ。」

そう言うとNO-ZENは小さな赤いボタンのついたスイッチを取り出した。

「このボタンを押せばお前のバイオチップは活動を停止する。その時お前も消えるだろう。わたしの言うことを聞いて任務を続けろ!」
「いやよ!私はあなたの物じゃない!!」

その時、入口の方で爆発音がした。入り口にあった鉄の扉が吹っ飛んでいる。その煙の中からアボガドが現れた。彼女は組織の司令室に向かっていた。

NO-ZENは言った。

「TUTIKUROガドガドを監禁室に連れて行け!残った者は爆発音を確かめてこい!」

司令室に続く廊下では撃ち合いが始まった。アボガドは組織のエージェントを一人ずつ倒していく。司令室までたどり着いたアボガドはそのドアを蹴破った。

Click to listen highlighted text! Powered By GSpeech