今日は、友人の結婚を祝うライブで演奏する。 出演者には様々なバンドが出演するようだが、私は一人でiPhoneを使って演奏する予定だ。
人前で演奏するのは、30年ぶりかもしれない。 有機生命体の後期は演奏を上手な人に任せていたし、その後活動していたロケットベルケでも演奏する機会はなかった。
もともと、ライブ演奏のために音楽を始めたわけではない。 音楽が好きなのに、ライブそのものにはあまり興味がないのだ。それよりも、録音された音そのものが好きなのだ。
例えば、最も影響を受けたミュージシャンである平沢進さんのP-MODELと一緒のステージに立った時も、平沢さんに会うと緊張するだろうと想像していたが、全くそういったこともなく普通にお話できた。
その時気づいたのは、「私は平沢進さん個人のことは全く知らないし、知らない人のファンになることはない。そうではなくて、平沢さんが作った楽曲のファンなのだ」ということだった。
坂本龍一さん、立花ハジメさん、有頂天のケラさんとお話した時も同様だった。
おそらく、これは少しずれているというか、人間としての感情がないように感じられるかもしれない。しかし、そんなことはない。 ちゃんと感情はある。
ただ、感情の琴線が人とは違う場所にあるのだろう。
これから早めに会場のぺいあのPLUSに入って、サウンドチェックだけ先に済ませておく。
あとは基本的にアドリブで曲を作っていくので、出たとこ勝負だ。