ちょっとChat GPTという人工知能に日本の教育の問題を聞いてみた。
浅川
日本の教育の問題を教えてください。
日本の教育にはいくつかの問題がありますが、以下が代表的なものです。
- 過度の試験重視: 教育は試験結果に基づいて評価されがちで、学生たちは試験対策に多くの時間を費やすことがあります。
- 圧倒的な学習負担: 日本の教育システムは学生たちに高い学習負担を強いられがちです。
- 個性や創造力の抑圧: 教育システムは個性や創造力を抑圧する傾向があります。
- 社会的な不平等: 教育オポチュニティは貧富の差によって偏りがちです。
これらの問題に対応するために、改革や改善が求められています。
浅川
個性や想像力を高めるためにはどんな教育をするべきか教えて。
個性や創造力を高めるための教育には以下のような要素が含まれると考えられています。
- プロジェクトベースのアプローチ: 学生が自分のペースで学習を進め、実践的な課題を解決することができます。
- マルチメディアツールの活用: 学生が自分の想像力や創造性を使って学習することができます。
- コラボレーションと協力学習: 学生が他の学生やコミュニティと協力して学習することができます。
- 個性や創造性を尊重する評価システム: 学生の成長や成果を評価するときに、個性や創造性を尊重することが大切です。
これらのアプローチを導入することで、学生たちが自分の想像力や創造性を使って学習することができるようになります。
私達が出来ること
講師の仕事をしている私にすれば、制度的問題などを変えると言った根本的問題を解決するのは難しい。そうなれば授業コンテンツそのものを変更するか、評価基準をアップデートするのが重要だろう。実際来年度から専門学校の授業が増えるのだが、そのなかで授業内容を大幅に変えたいと思っている。
人工知能が提示した、プロジェクトベース、メディアツールの利用、コラボレーション、個性や創造力重視の評価システムと言った物はすでに普段から意識して取り入れているが、それがAIによってもお墨付きを得たという形になる。
特に「個性や創造力重視の評価システム」というのは私達自身にしっかりした評価基準がないと評価できない。さらには、その基準さえも相対的なものなのであって、絶対的な意味はない。
意味は無いのだが、現状システムの中の教育であれば、当然何らかの指針をもって評価しなくてはいけないが、それがその学生の価値を表したものではない事をきっちり伝える必要もあるだろう。人を点数で評価するという仕組み自体前時代的であって、現実的ではないのかもしれない。
実際私は学生時代の通知表で音楽も、美術も非常に低い評価しかもらったことがない。もらったことがないのだが、そのどちらのジャンルでも仕事してきた。従って、学生時代の評価がいかにあてにならないかよくわかっている。
だからといって、学校教育が無駄だとは思わない。実際、学校現場で教育者としても働いている。
攻めた言い方をするとすれば、これまでの教育は全体にとって都合のよい人材を育てることを目標として、可不可なく多くの人が同様の価値観になるように行われて来た。それは当然教育の平等化をもたらし多くの恩恵も生まれた。しかし、時代は変わったのだと思う。
熊本市の教育方針の変化
例えば熊本市教育振興基本計画(令和2~5年度)では下記の様な一文が見られる
本市は、子どもたち一人ひとりが、このような社会環境の変化に適切に対応し、学びに向かう力を持ち、豊かな人間性、健やかな体を備えた、主体的に考え行動できる人づくりを進めます。
主体的な行動が出来る人材を育てたいとのこと。
こういったことが行政側から提示される時代となったのだ。この事実を踏まえて学校の現場でも大きな変革が起きている。授業内容の見直しやそれら体制の変化など。
それら対応が次の世代の人材を作り出せればいいだろうし、私も来年度の授業計画は大きく変更する予定だ。