現在、仕事の合間にピアニストの方のためのノートパソコンをセットアップ中。これまでほとんどパソコンは使っていなかったとのことだが、今の時代音楽家にもPCは必須。
何しろ、音楽であっても、観客の耳に届くまでには何らかのデジタル処理が行われる事が99%。完全な生音以外ではそういった処理が行われる。
そうなれば、やはりPCを使う必要があると考えるべきだ。それは演奏者がピアノという道具を使うのと同じなのであって、PCもなにかの目的にための道具であり、そこに得手不得手はあっても関わるべきものだろう。
それにしても音楽用のPCのセットアップは楽しい。どういったソフトを組み合わせれば何が出来るのか知っているので、それに合わせて構築するわけだ。
現在のPCの能力であれば、そんなに高価なものでなくても十分に使える。今回は初心者ということもあって、中古のノートで組んでみた。
Core i5-4200M メモリ8GB 新品SSD256GB Windows10
これで¥18,980なのであって、多少キーボードがテカっているがそれ以外は問題ない。実際使ってみてもすこぶる早い。
これに録音用MTRとして、ZOOMのマルチトラックミキサー(ライブトラックL-8)あたりを追加すればいいだろう。USBでつないでPCをレコーダにしてしまうやつだ。
インタフェースとミキサーが一体に成っているので、ミキサー単体としては少し高いが、インターフェースとミキサーを別々に買うより利便性も高い。
これで本体より周辺機器のほうが高く成ってしまうわけだが、それでも出来る事が一気に増える。ユーザはピアニストであるから、EDMなどをバリバリ作るというわけではない。必要なのは基本マイクを使ったレコーディングやミックスダウンだ。
そうなれば先のライブミキサーL-8と録音用のコンデンサーマイクがあれば実用的だ。L-8のみでのレコーディングも可能なので持ち出しての録音も容易い・・容易いとかくと語弊もあるね。これは経験者だから言えること。
もちろんシビアな録音には使えないが、簡易的レコーディングであればなんとかなる。DAWはCubaseの最下位版でも問題ないだろう。8Chは独立してPC側でも録音が可能になる。これで十分。