我々の世代は馬鹿なのである。
何が馬鹿なのかと言えば、冷静に世の中を見る手段を持っていなかった時代を過ごしたことで、思い込みによって世の中を動かせるのではないかとか、何かを変えられるのではないかとか考えていたのだ。
だからもう、どの様にネガティブな現実がそこに転がっていても「いや、出来るかも知れない」とか「誰かがやるべきこと誰もやらないのなら自分がやる」みたいな馬鹿な考えに到達する。
そうして動き出してしまい、ひいては「ほーら、いわんこっちゃない」なんて場面に遭遇する。
今の若者であれば自分のやっていることで、何かを変えたいなんて思わない。
変える必要などなく、すでに満足しているこの世界を維持する方が正しいと知っている。
大人は勝手に自分たちの利権を肥やすことしかやってないし、自分と関係ないところで世界は回っているし、誰も餓死したりしない国日本。このままでいいよ思う。
そうして全ては静かに成っていく。Ashes to ashes, dust to dust.
でもやっぱり馬鹿は馬鹿だから可愛い!
馬鹿には馬鹿力がある。馬鹿には可能性がある。馬鹿には愛がある。そう思いませんか?