命の海という考え方がある。
我々の命は、命の海の上に現れる幾千幾億の波のようなものだ。波立っている時に私達はひとつの生命として存在出来る。
波には大小があり、小さな命から大きな命までさまざまだ。それぞれの波はお互いに干渉し、さらに大きくなったり打ち消し合ったりする。そして、波が消えゆくとき生命も終わりを告げると思われている。
しかしそうではない。それは形を変え海へと還っただけだ。
波は存在のダイナミズムであり、それは唯一宇宙の向かう暗黒への運命に抗う力。すべてを繋ぎ、動き続け、沢山のシンフォニーを奏でる。
だから我々は存在しているだけで祝福されている。だから我々は美しい。
我々自身の存在が実体のない現象であると考えれば、ガドガドもまたそうした存在のひとつだ。
そして、二度と同じ波は生まれないと思われているが、そうではない。偶然なのかはたまた何かの意志によるのか再び同じ形の波が生まれることがある。
人はそれをリーインカーネーションと呼ぶ。
ガドガドに会いたいか?
会いたいならば言えばいいのだ。
「まっさーじ安いよ。1000円よ!」