写真と絵画の違いは何であるか?

そんなわかりきったことを考えるのもおかしいと思うだろうが、この画像は、写真とその写真を元にした絵画シュミレーションを組み合わせたものだ。

写真がデジタル化されたことで、こういったレトリックが可能となったが、モニターを通じてこの画像を見ている人にとっては、それが写真なのか絵画なのかどうでも良いことなのだと思う。

絵画的表現方法と写真的表現方法の境目は限りなく消えつつある。それはコンピューターグラフィックスが登場してから進行した現象だろう。

過去、CGがCGとして認識された時代というのはそんなに長くない。映画においてはCGであるのか実写であるのかスクリーンを通してしまえば見分けがつかない状況にある。

今更「なんだ!CGかよ」なんて言う人は少ない。

問題はその中身なのだ。

我々は世界をメディアを通じて知る事に慣れた。そのメディアは進化し、現実とは違うコンテンツであれその想像産物として受け入れている。

音楽だってそうだ、生楽器で演奏された音楽のほうが今や少ない。もちろん。生の楽器は長年かかって道具として進化したことで可能な表現力を持っているから、今も生き残っているのであって、それは素晴らしいものではあるが、コンピューターと同じく単なる道具でしかないとも言える。

写真と絵画の違いに話を戻すと、その違いは手法の違いでしかない。やっぱりそこに重要なのは中身であると言えるだろう。

中身とはなにか?乱暴な言い方をすればそれは「情報」なのだ。


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