本日はとある行政関係者のみなさんとまちづくりに関しての意見交換会。
今回集まっていただいた皆さんは行政機関の中でもそれらを横軸で連携したメンバーであって、割と画期的なチーム構成になっている。
現在の行政システムは秩序ある法制度を基として効率よく施行出来る様に組まれている。これら効率と整合性を追求するとどうしても実行形態は縦軸に偏る。
これはもうそうでなければ効率化が出来ないからであって、横軸の情報共有などは効率を低下させる可能性すらあるのだ。
ま、簡単に言えば、上からの命令に対して文句言わず余計なことを考えずただただ服従すればよいという事だ。
で、それ自体は悪いことではない。
それは何かを成す場合には必須の行為なのであって、それが出来ないなら物事は先に進まない。
そしてそれらシステムは、経済や政治的安定期において確実にシステムがシステムを補完する形で堅牢化していく。
これがすなわち今の日本システムの中核を成してて、それらシステムを作ってきたことで今の(過去の?)繁栄も手に入れた。従ってそこには過去の成功体験がある。
そこなのだ。
この成功体験が物事を複雑化させ、動けなくさせている。
それらジレンマは若手の行政マンであれば皆感じているだろう。過去の事例に則って・・・という慣例が陳腐化している事自体に気づいていても変える事が出来ない。
そしてそれは何も行政機関に限ったことではない。
企業であれ地域であれすべてのシステムがその影響をうけている。
しかし、人間が作ったシステムであるからには人間の手によって変えることは可能なのだ。その事実を信じるべき時期に来ているはずだ。これまでの常識が通用しない現在、私達は今を見据え未来を見据え動き出さねばならない。
そうでなければ私達の次の世代がそれらのつけを払わなばならなくなるだろう。