今、2月24日に本渡市で開催されるOKIのライブのチラシをデザインしている。OKIの音楽はアイヌの伝統的な楽器トンコリをベースに構成されていて、世界的に有名な演奏家でもある。
それが天草在住のKEITAとの関係で、開催が可能となったが、そういった繋がりがなければ熊本の地でOKIの音楽を聴けるチャンスはそうはないだろう。
今しばらくしたら告知も可能になると思うので、興味がある方はぜひ聞きに来ていただきたいと思う。
ここでアイヌ民族についてあまりご存知でない方のために少し説明しておきたい・・といっても私もそれほど詳しくはないのだが・・。
日本民族のルーツとなる縄文系民族は、東南アジアに住んでいた人種の子孫だと考えられている。これらに北東アジアからの渡来人が来て混血が進んだようだ。
ところが、北海道にいた縄文系の子孫はこの渡来人との混血があまり進まず、それと同様に沖縄の琉球人も縄文系の特徴を色濃く残している。
つまり、アイヌ人と琉球人のDNAには近縁性が高く、南北に分化された形で人種的特徴の一致する子孫が分布していることになる。
この熊本は渡来人が北九州付近を多く上陸地点としていたこともあり、九州南部の縄文系子孫と渡来人の混血化が進んだわけだが、その両面の資質を持っていると思っていいだろう。
同じ熊本県人でも北部と人吉の様な南部では傾向として顔つきなどに違う傾向がある気がする。南部に行くほど縄文的眉が濃くて小柄なのに対して、北部ほどすっきりした顔立ちの人が多いかも知れない。
アイヌに関してはその後日本の中での少数派として色々問題のある対応があった。その点に関してはここでは触れないが、そういった日本人のルーツとしてのアイヌの音楽を歴史を知ったうえで聴くのは悪くないだろう。