9月20日は県立劇場にて平成音楽大学の熊本オペラ芸術協会主催のミュージカル「砂浜のエレジー」が開催されました。
今回また、舞台映像効果の担当で参加することになりましたが、映像の方はミスなく送りだしでき、空き時間で少し写真撮影も行いました。
今回は、撮影はあくまでついで。メインは舞台映像の送り出しでしたので、撮影ポジションも舞台袖にほぼ限定された状態でした。そのため、満足できる写真が撮れたという訳ではありませんでしたが、記録レベルであれば何とか形にはなったかしら。
舞台写真というのは虚構であるからこそ面白い素材でもあります。それはスナップ写真とは違い、虚構を見世物にしているわけで・・・って書くとなんだか嫌味にとられてしまうな・・そうじゃないんです。
いうなれば創造的物語とでもいうか人間の精神活動の発露であるわけで・・こっちの言い方が正しい・・そこには日常を超えた何かが存在する可能性があると言えます。
それがなんであるかは舞台によってさまざまでしょうし、その対象となる世界観に対して対峙することによって見えてくる別の景色も存在しています。
それは日常にもあるのですが、より特別な形で存在している。それを捕まえる行為というのものが写真にはあると思いました。
昔、「時間を凍結」という曲を作ったことがあります。それは写真の事を書いたのですが、それを見抜いたのは一人だけでした。ただ、見抜かれたのが悔しくて、そんなことないよーって言ってしまいましたが・・・。
確かに写真は時間を凍結するものですが、その切り取り方で時間だけでなく世界を凍結するのだと思います。
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