ラジオリンカーンでも話したが、我々は自分自身の為だけに生きているのではない。というより私と他者を分離できると思っているのは幻想にすぎない。
我々は人間だけでなく自然や地球や宇宙ともつながっていて分離できないのだが、それをそう考えるのか自分と他者を切り離して考えるかで幸せの度合いも変わるのだと思っている。
それらが一体であると考えていればお互いに幸せを交換しつつ生きていけるが、別々のものだと考えれば孤立してしまう。実に単純な仕組みだ。
だから、他者の事でも自分の事として想像できるかどうかはとても重要なこととなる。この想像力の欠如は様々な場面でその人にとっての問題を引き起こす。
確かに私は一人の人間として存在しているが、それと共に宇宙におけるありふれた分子から成り立っていて、それは全て繋がっている。
多くの物事はそういった連携によって存在しているわけだ。
そしてそれは対比構造を持っている。
人間の脳が左右に分かれているのも、それらの影響だろうしかもそれらが論理的処理能力と直感的処理能力を持っていてそれぞれせめぎあっている。
きっとそれは必要だからそうなったのだと考えるべきだ。どちらか片方では足りないのだ。科学やオカルト哲学や宗教・・それらの存在はやはり必要だから生まれ時間というフィルターを通じて残ってきた。
私は非科学的なことは信じないという人も居るだろうが、その存在自体を否定することはできないはずだ。なぜなら数千年もかけてふるいをかけても残った物には何らかの必然性があると考えた方がより科学的だと思う。
左脳が右脳を否定しても意味がない。
話がずれてしまったが、要は想像力だ。
それなしに幸せを手に入れることはできない。他者の気持ちになって考える事。様々な可能性に対して門戸を閉じない事。それが大事だと思う。