前回の雲海撮影あたりから中古で購入したPanasonicのGX8を使いだした。普段持ち運びしているGX7MK2より前に発売された機種であって、大抵のデジタル機器は後発の機種の方が機能は上だが、マイク端子が付いていて、簡易的な動画撮影にも使えるだろうとの判断。
確かにGX7MK2のコンパクトさに比べるとGX8はでかい。正直APS-CのFUJI X-E1よりでかいではないか・・でかいカメラは趣味ではないのだが・・・しかし、使ってみるとさすがこのシリーズのフラグシップ機でもあって、使いやすい。
発色傾向はGX7MK2とほぼ同じだが、素子数が2,177万画素で、GX7MK2の1600万画素にくらべると大きい。これは基本単焦点レンズで撮影するときに後処理で望遠寄りにクロップしてもそれなりのサイズを確保できるので便利だ。
または撮像素子の中央部分を切り出し画質低下を抑えたEXズームでも焦点距離を2倍に拡張できる。GX8とともに持ち運んでいる中望遠のレンズが、42.5mmなので35mm換算で85mm相当。それをEXで拡大すると170mmレンズとして使える。(最大画像サイズは低下するがウェブ用なら十分)
小型のワンウェイショルダーバックに、7.5mmF2.8,15mm F1.7 42.5mm F1.7という3本が入っていてその他フィルターやバッテリー小型三脚、スピードライト,外付けマイクまでそろっていて普段の撮影であれば大抵事足りる。
まぁ、そういった事情もあるが、機能的なアドバンテージだけが使いたくなるカメラの条件ではない。そこには「もの」としての魅力も必要。いわゆるデザインや質感だ。
この点ではシャッターを切るのが楽しい。普段はGX7MK2でも十分だが、動画を撮影する必要がある場合にはGX8と使い分けるというのがいいだろう。