今日の、ちょっとだけ見に行ってきた。中でもダンボールで囲まれた箱の中で演奏するパフォーマンスがあって、これは中の人は多分彼らだなと思い撮影したらやはり彼らだった。
箱には両目をあてて覗き込む絵が書かれていて、そこから通りの人が覗いて中を見る。中を見たとしても大した事はなく、単にいい大人がパーカッションを演奏しているだけだ。
しかしながら通常見せるはずのものを見にくくするというのは一つの表現であって、それによって多くの人が興味をもち、自主的な行動を起こす。
この、自主的な行動を起こすという行為自体が、箱の中で演奏するパフォーマンスの一部なのであって、それを外から眺めるのが一番おもしろいのかも知れない。
過去、私も同じ様なコンセプトで写真展を行ったことがある。それは2mx4mのプレートに1cm四方の300枚ほどの写真を貼り付け、それをナンバリングして、隣に同じ大きさの番号に応じた解説が入っているというもの。
会場にはルーペが用意されていて、それを片手に写真と解説を読む。それを読むためには左右のボードを行ったり来たりしなくてはいけないのだ。
これはやっぱり、そうやって操られている人を柱の影から見ているこっちが面白かった。右往左往する人間の動きが変だった。
いやあ、またそういった変な展示会やりたいな。
https://deltaworks.info/hospitalized-for-gallstones/11-blog/119-street-art-plex-2019.html#sigProId26d9b45409