今日はLINEの音声通話で、人間関係の相談を受けた。どうも最近いろんな相談を受けるが、今回は我ながら面白い助言ができたと思う。
対象となる問題をドラクエに例えて(やったことないのだが)戦略を立てる方法論の説明だったが、たぶん、本人は深刻なのにそれをゲームとして捉えて説明されて、不謹慎だと思ったかも知れない。
しかしだ、人生も又ゲームみたいなものであるのは確か。そこに戦略を持ち込み、全体を見ながら我の思いを実現していく。
こういった考え方をすれば、問題を客観視することができる。
私たちが悩んでいる事は、客観視できないから悩みになるのであって、あーでもない、こーでもないと思う位なら、「こうしたらどうだろう?ああしたらどうなるだろう?」と、実戦的戦略を考えた方がましだ。
そうこうしているうち、多少の客観性を持つことができ、何が本質的な悩みであるのか少し理解できるかも知れない。
我々が考えなくてはいけないことはその目前の「悩み」の内容が果たして本当の問題なのかという事だ。
例えばうまく関係が結べない相手がいたとして、その人と職場でどうしても一緒に仕事をしなくてはいけないとする。
その場合、どうしたらその人と会わないで済むかを考えがちだが、これはいうなれば対処療法にしか過ぎない。
それを考え出すと、相手の言った言葉や態度がとにかく気になってどんどん相手に対しての恨みが重なる。
しかし、考えるべきは、「なぜ、自分はそういった相手が苦手なのか?」「自分の弱さはどこにあるのか?」そちらの方だ。たぶん大抵は自分が強ければ相手を不快に思う必要すらなくなる。
そうなりたいなら、まず自分の問題を自覚することから始めるしかない。それをまず認め、どうしたらそれを克服できるか考えた方がいい。
そのための戦略でもある。
相談の最初は暗い声の相手であったが、電話を切る時はずいぶん明るい声に変っていた。まぁ、そりゃそうだろう。結構爆笑もとれたしね。