動画編集で面倒なのが動画の規格(ファイルフォーマット)の多様さだ。縦横比は概ね4:3ないしは16:9の2種類だが、圧縮形式となると多種多様の形式が存在しており、どのフォーマットが最適なのかを判断するのが難しい。
その中でも現在はMP4という形式に徐々に収束しつつあるが、MP4自体にも様々な形式が存在しており、全部の環境でそれが再生できるかというとそうではない。
また、一昔前までの動画形式はMpeg2形式が多かった。これはDVDなどの動画に採用されていたことで広まった。そのため、Mpeg2にすれば誰もが再生できると勘違いしている人も多いがそうではない。
元々のWindowsにはこのMpeg2を再生させるためのコーデックファイルが入っていない。そこにDVD再生ソフトなどを入れると初めて再生できる様になる。これはWindows10でも同じで、初期段階では再生が出来ないのだ。
インターネットに繋がっていれば自動的に無料のコーデックファイルをインストールできるので、再生できるようになるが、Windows7などでは他の再生ソフトなどを入れないと動かない。
このためVLCメディアプレーヤー(Free)などを別途入れている場合も多い。
元々MP4はAppleのQuickTimeの技術から派生しているが、ネット時代を前提に、読み込みの環境に合わせて最適なパケットサイズの動画を送れるように作られており、このため多くのメディアで採用されている。
ということで、アスペクト比19:9で作られた動画をプロジェクション用に4:3に変更、横浜のジルベスターコンサートで使うデータの再生負荷を減らすために同時にリサイズとフォーマット変換する作業で今日も一日潰れそうだ。