夢とは何か?それってあまりにも漠然としたものではあるが、子供のときに憧れていた職業だったり、出来事だったりするわけだ。年寄りは若者に「夢を持て!」なんて言いがちだが、それを言う年寄り自身が夢を抱いているかは甚だ疑問だ。
自分にしても一般的な「夢」を抱いて毎日を暮らしているわけではない。
しかし、振り返ってみると若いときに持っていた願望の多くがかなっていることに気づく。
例えば音楽。
音楽を作り始めたのは高校生の頃だが、その当時は自分に音楽が出来るとはあまり思ってもいなかったし、ちょっとだけ真似事できればいいとしか思っていなかった。だから歌手になりたいとか音楽家になりたいとも全く思っていなかったわけだ。
しかし、実家に戻って写真屋を手伝い始めてもう一度音楽をやってみようとおもって再起動させたのだが、その時点でもミュージシャンになりたいとか微塵も思っていなかった。やっぱり単に音楽で遊びたかっただけだ。
ところが、いつの間にか仕事で音楽を作ることになり、今は音楽大学で教える身となった。
それって、きっと思ってもいなかった夢がかなった事になる。
例えばDJ。
実はこの4月から地方ローカル局でラジオ番組を始める事となった。
すでにインターネットラジオは開局させたが、今回はコミュニティーFMとはいえ、一般の放送局だ。
小学校から大学まで放送部であった自分にとっては、ラジオのパーソナリティーというのは一種の憧れであって、これまたいつの間にかその位置に就くことになる。
だから、思ってもいなかった夢がここでも叶う事となる。
その他、同じ様な形で沢山の夢のようなことが起きる。これってどうしてなんだろう?
大抵のやりたいことはここでかなってしまうのだ。
これはありがたいし、躍起になって何かをしなくても向こうからその話が来る。
他人には言わないが、その度にちょっとびっくりしている。
多分、何かのコツがあるのだ。それは単純なものではなくて、いくつかの要因が組み合わさり現実を変える力となるのだろう。
さぁ、まだ色々とやりたいことが沢山ある。
体力が続くまで人生を楽しもうかなぁ。