山に登る道は一つだけではない。それは無数に存在する。

山に登る道は一つだけではない。それは無数に存在する。

現在、ラジオ番組の為にテーマソングを作っているが、普段の理論的な仕事とそういった感覚的な仕事では脳みその使い方が違う。

そのため、切り替えに時間がかかる場合が出てくる。多分若いときは難なくできていたはずだが、年齢を重ねるとそのへんのレスポンスが弱くなるのだろうし、更に老人に成れば、今のような仕事はできなくなる可能性も高い。

人それぞれ年相応の仕事のやり方というものがあって、それは自ら選択すべきだろうが、どこまでやれるかはやはり不透明だ。

作曲の為、ミニキーボードを購入してみたが、久しぶりに鍵盤に触れてみて、相変わらず思うように指が動かねーなぁと自覚した。楽器がひける人はすごいよなぁと思う。

「楽器が弾けないのは練習不足だからだ!」という人が居るが、それは大きな間違いだ。

一応プロとして音楽をやっていた私の場合、自分の曲を何度も何度も練習したが、必ずどこかで間違うし、音符を覚えられない。音符通りに指を動かすというのが身体機能としてできない人はたくさん居る。

それでも、「練習不足だ」と言われるかもしれない・・でも、概ねそういった人は元々弾ける人だろう。どんなに練習しても指の動きを覚えることができない人間は存在する。

しかし、だからといって、音楽が作れないわけではない。

実際これまで仕事で沢山の曲を作ってきたし、自分では弾けないからコンピューターで作るわけだ。

これは音楽だけではない。

やはり、それぞれの思いの中でやりたいことをどう実現するかには沢山の方法論が存在する。その中から自分なりのやり方を見つけるというのがとても大事だ。

そしてそれは、その人のオリジナリティーとして育つ可能性を持っている。山に登る道は一つだけではない。それは無数に存在する。


印刷