なんだろうなぁ、私達のあり方において様々ものに対しての関係性の継続というのは非常に重要だなと思う。
つまり、誰かとの関係性をいかに良好に保ち継続させるかで大きく人生が変わる可能性があるということだ。
関係性というものは、当然変化していく、良い関係であったり悪い関係になったりするわけだが、この場合悪い関係になったからその関係を「切る」というのはあまり意味がない。
結局「切った」と自覚した時点で「切ったという関係性が生まれる」ということだ。そのためにその関係性を自ら否定しているわけで、関係性修復もありえない。
よって、出来得る限り関係性の修復を試みて、決定的な事がないなら、放置しておく程度がいいだろう。
また、関係性の修復に努力したかどうかはその後の自分の中に色々な影響を与える。できるだけのことをしたという気持ちがあれば、それが上手くイカなくても後悔はない。
そうやって維持した関係性は時を経て変化し、良いモノに変わるかも知れない。なぜなら、その間お互いに成長するわけで、いろいろな業から少し自由になれる可能性もあるのだ。
それぞれの関係というのは、結局の所お互いが勝手に作り出しているに過ぎないのだが、たまに一致すると「分かりあえた」と誤解するわけで、それでいいのだと思う。
そういった幻想が世界を造っていく。
つまりは幻想が現実に変わっていくということだろう。