iPhone12Proカメラの画作りはユーザの感覚最優先

iPhone12Proカメラの画作りはユーザの感覚最優先

iPhone12Proカメラにて色々作例を作っている最中だが・・・JPEGの画質の割り切り方がすごいなと思う。今回 Raw DATA と呼ばれる無加工でも撮影しみたが、それとの比較でそれがよりはっきりする。

(この写真はJPEG撮影したものを更にLightroomで加工している)

いろいろ調べてみると、iPhone12の場合HDRと呼ばれる明暗の違いがある何枚かのコマを重ねて全体の調子を合成しているため、いろいろな物のキワ(エッジ)の部分にその影響が出ている。

 001

Raw dataからの書き出し

 002Jpegデータ

このため、従来あったHDRのオンオフは省略されている。

これは実際HDR写真を作る際に何かと体験する症状だ。これら症状は我々製作者からすればできるかぎり出ないように工夫するわけだが、画面上そういったエッジの不自然さはシャープな印象も与えるため、拡大してそれがわかるという問題より、その先鋭化された印象の方を優先させているのだ。

したがって我々から見ればヘタウマ的絵作りであるにも関わらず、見た目かっこよければいいじゃんという割り切った画作りなのである。

また、色調に関して肌色がアンバー系(茶系)に偏りがちな印象を持ったが、なんだか覚えのある色調だ。「これSONYだよな」と、思い当たり調べてみたが予想通りセンサーはSONY製であることが分かった。

個人的な好き嫌いの問題として、過去のSONYのセンサーの色づくりは自分には合わず、今はRX100M3をたまに使う程度だが、色調が好みであるFUJI系のセンサーも元はSONYが作っている事を考えると、作画アルゴリズムによっての影響のほうが大きいだろう。

もちろん作画アルゴリズムはApple独自のものであるだろうが、センサーの物理的特性らの影響である可能性は残っている。

とはいえ、スマートホンというサイズの中にこれだけの高性能なカメラを埋め込んだ Apple の技術力は素晴らしい。そのうえで、こういった一般ユーザー視点を最優先にしたものづくりが 、過去浸透しなかったスマートホンの世界を一変させたと言えるだろう。