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常識を疑え。

常識を疑え。

「自分が好きなものを紹介する」と、いうのが今日の授業だったが、予想通り「どんなふうに紹介すればいいですか?」という質問が来た。「どうやって紹介すればいいのか分からない。」なのである。

確かにちょっと意地悪な授業内容なのかもしれない。

しかし、重要なのはその紹介の仕方を自ら工夫するという部分なのだ。

普通の授業であれば、紹介するためのフォーマットを提示して、それに沿って紹介する技術を教えるのかも知れない。しかし、それでは結局他者の技をなぞるだけで、表現者としての創造性は育たない。

一般的な教育では、プロセスを丁寧に教えるのが教育であると思われているかも知れない。その形にしないとまず評価が難しい。

つまり正解を前提に数量化して成績とする考え方だろう。

確かにその方法は、差別のない公正で公平な教育であると言える。

でもやはり、表現者がその方法で育つとは思えないのである。

言うなれば非常識であるべきだ。

常識の範疇で創造的な仕事が出来るというのは、もっとスキルを積んでからのこと。それまでは自分自身の価値観やアイデアと対峙する必要がある。

常識を疑い、非常識を肥やしにして、私は何であるか?あなたは何であるのか?問い続ける必要があるだろう。

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